オカムロさん
監督：松野友喜人
出演：吉田伶香 , バーンズ勇気 , 伊澤彩織 , 六平直政 , 松野友喜人 , 内田寛崇 , 三元雅芸 , 石川翔鈴 , 安斉星来 , 吉田莉桜 , 立花紫音
・その名を検索したら最期。
概略：大学生５人が謎の存在『オカムロ』に首を狩られ惨殺された『キャンプ場集団首狩り殺人事件』。日本中がパニックに陥るなか唯一生き残ったすずは、トラウマに苦しみながらも、復讐を誓う。
（商品ページより転載）
- “江戸時代から日本全国を震え上がらせ、日本版『キャンディマン』としてネット界を騒然とさせる戦慄の都市伝説”“日本都市伝説史上「最大のタブー」禁忌の映画化!! ”という宣伝文句については、確かに江戸時代からそういった話はあるみたいだけど、実際のところはほぼ誰も知らないし、当然ネット界は騒然としていない。最大のタブーは明らかに言い過ぎ。
- 前半から気前よく首が飛ぶのを見られてＢ級好きとしては嬉しいところ。一連の事件がチェーンメールや自死に使われるあたりの意外とリアルな描写があるのも面白い。
- 台詞が聞き取り辛かったり効果音がうるさかったりと音声の出力バランスが悪いのが難点。
- オカムロさんの造形は『ゼイラム』あたりの往年の日本の特撮っぽさがあって、なんだか懐かしささえ感じる。
- はじめは人間の手では無理な犯行とか言われてたのに…とか、“インターネットで検索されたら襲われる”のからくりは日本全土の複数箇所で同時に検索されたらどうするつもりなのか、住職が用意した“それら”はどこでどのように入手したんだよ、などかなり無理がある設定ばかり。多分ツッコミ入れたもの負けな気がする。
- 今時はとりあえずcovid-19ネタは入れておきたくなるよね。
- ラスト・シーンはそれはそれでありだけど、もうひとサービスあっても良かった。
- ハード・ロックにお経を乗せたエンディングテーマ『Departure-般若心経-』は一聴の価値あり。
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