ザ・ビーチ

THE BEACH HOUSE 
2019/United States/88min
監督:Jeffrey A. Brown
出演:Liana Liberato , Noah Le Gros , Jake Weber , Maryann Nagel , Michael Brumfield , Matt Maisto , Steven Corkin

・フェーズ1:寄生 フェーズ2:狂暴化 フェーズ3:突然変異 フェーズ4:生命体 絶滅 ・迫るタイムリミット。深海から放たれた謎の生物が世界を襲うSFサバイバル

概略休暇で田舎の美しいビーチを訪れた一組のカップルと夫婦。楽しいひと時を過ごしいていた矢先、あたり一面を霧が包み込む。海岸には打ち上げられたネバネバの生物、次々に正気を失い肉体が変容していく人々、無線から聞こえた謎のメッセージ――。一体このビーチで何が起こっているのか?不可思議な出来事に直面する彼らは、やがて何かに寄生された事に気付く…。果たして、極限状態に追い込まれた彼らの運命は?
商品ページより転載)

  • 邦題で検索すると2000年公開のレオナルド・ディカプリオ主演作がヒットするのは当然の事。何故原題『THE BEACH HOUSE』のままにしなかったんだろう。
  • 解説を流し読みした程度で観始め、とあるビーチで謎の感染症が発生したので生き延びるみたいな話だと思ってたら、結構な大事に至る話だった。
  • 前半は特にこれと言った動きがない状況説明描写が続き、B級作品的な派手さを期待していた事もあって「こんなはずでは…」と思っていたけど、ドラッグで前後不覚に陥る後半に入ってからはサスペンス性とパニック要素でしっかり巻き返してくれる。
  • 舞台は屋内と人の気配が一切無い砂浜、登場人物はほぼ4人、世界が終末を迎えているという状況は無線機で伝えられるのみで静かなイメージが続く分、波打ち際に並ぶ餃子のような謎の生物とミミズのような寄生生物のインパクトが大きい。
  • 最後まで徹底して救いが無く何も解決しないどころか、そもそも何だったのかという疑問が残る後味の悪さは何気にラヴクラフトものっぽさがあって良い。

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