“それ”がいる森

“それ”がいる森 
2022/Japan/107min
監督:中田秀夫
出演:相葉雅紀 , 松本穂香 , 上原剣心 , 江口のりこ , 尾形貴弘 , 中村里帆 , 眞島秀和 , 宇野祥平 , 松浦祐也 , 酒向芳 , 野間口徹 , 小日向文世

公式サイト
・ある日、森の中、   に出会った。

概略田舎町でひとり農家を営む田中淳一は、元妻・爽子と東京で暮らす小学生の息子の一也が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことになる。ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた──。そんな矢先、淳一と一也も偶然得体の知れない“それ”を目撃してしまう。 「“それ”の正体とはいったい──!?」 淳一は一也の担任教師の絵里とともに、怪奇現象に巻き込まれていくが、それは未知なる恐怖の始まりにすぎなかった──。
(公式サイトより転載)

  • 新時代のホラーエンターテインメント(公式サイトの煽り文句より)…正気ですか?旧時代の笑えない内輪受け系おふざけコメディじゃなくて?
  • あらゆる出来事を“偶然”や“たまたま”で済ませる力技で構成された世界を薄っぺらい設定の登場人物が右往左往する様を描いている事自体は娯楽作品ということである程度の許容は出来るにしても、エンド・ロールであれを流せる程度には情報があるはずなのに、“それ”に対してひと昔前より前の古い認識のままで作られている子供騙しレベルのシナリオであった事にがっかり。加えて“それ”関連の独創性や面白みが全く無いビジュアル面や、思いついたからやってみた感しかしない演出面など各方面が雑で稚拙に思えて、申し訳無いけど本作に面白さを一切見出せなかった。それはもうオカルト好きどころか映画好きまでも馬鹿にしてるのかと思うほどに。
  • とにかく一目でも見られれば良いという出演者のファン以外で楽しめるのは、最底辺B級作品好きでも神レベルに達した偉人のみな気がする。“残念な作品”という感想さえ持てなかった自分にはその道を極められる気がしないし、しなくてもいいや。
  • 感想を求められたら「相葉ちゃんも父親役やるような年齢になったんだね」とだけ答えておくと角が立たない。

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