ムーンシャーク

SHARK SIDE OF THE MOON 
2022/United States/89min
監督:Glenn Campbell , Tammy Klein
出演:Maxi Witrak , Ego Mikitas , Tania Fox , Michael Marcel , Sandi Todorovic , Konstantin Podprugin , Lindsey Marie Wilson , Lydia Hunter , Terrance Livingston Jr. , Michael Deni , Reginald Stalling

・人間VS鮫 月面戦争勃発!!

概略1984年。ソビエトは、冷戦の対米兵器として鮫を兵士に改良した「ハイブリッドシャーク」を開発する。しかし、研究施設の鮫兵士が暴走し、セルゲイ博士は鮫兵士を道連れにロケットで月へと向かう。そして、地球の平和は守られたかに思えた―。それから40年後の現代。トレス船長率いる宇宙飛行士たちを乗せたNASAの宇宙船が、月に向かう途中で航路を何かに妨害され、月の裏側へと不時着する。地球との通信は遮断され、トレスたちはなんとか帰還するために月面を探索する。その時、地中から現れた未知なる生物がトレスたちを襲う。それは、人間と鮫が融合した想像を絶する姿をしていた―。
商品ページより転載)

  • みんな大好きアサイラム社のサメものの新風。今度は旧ソビエトが開発した鮫人間とNASAの宇宙飛行士が月で死闘を繰り広げる話。は?と思われても、この通りの内容なので仕方が無い。
  • 鮫人間にはシュモクザメ・タイプやツノザメ・タイプ、無駄にスタイルの良い女性型(でも凶悪)など数パターンあり、どれも格好良いデザインなので画面上で見栄えが良い。
  • 月面を背ビレを出しながら泳いで(?)襲ってくる鮫というシュールな映像は、訳はわからないけどなんとなく見入ってしまう。こんなシチュエーション厭だなと思ったけど、そもそも鮫は地中を泳がないしなぁ…地中を泳ぐってなんだ。
  • こんなふざけた設定であちこちにチープさが隠しきれていないのに、構成自体は案外シリアス風味で雰囲気は暗め。ただ、あくまで“風味”であり、実際は明らかな説明不足とその場凌ぎ感で一杯の展開が繰り広げられるいつものアサイラム・クォリティが待っている。
  • ともあれ、特殊過ぎるキャラクタや月を舞台にするなど、こんな突拍子もない設定の数々を思いつける人って人生楽しそう。

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