リパブリックZ

RESPUBLIKA Z / REPUBLIC Z
2018/Russia/87min
監督:Stepan Burnashev , Nadezhda Yumshanova
出演:Dmitriy Baishev , Georgiy Bessonov , Irina Mikhaylova , Pyotr Petrov , Vladimir Sedelnikov

公式サイト
・戦え、生き残れ!

概略舞台はシベリアの森の奥。“病人”とも“化け物”とも呼ばれるゾンビが大量発生した世界。2人の男は要塞化した小屋に立てこもり、冬になると凍結したゾンビの首を切り落としていた。だが、春になるとゾンビは解凍し人間を襲いに来る。ある日、大量発生したゾンビに襲われ2人は車で小屋から逃げ出す。行くあてのない逃避行の始まりだった。旅の途中で射撃が得意な女性ドラや謎の老人ニキフォルと知り合い、ワクチン開発中の科学者のいる街へ向かう!果たして彼らは世界を救えるのか!?
商品ページより転載)

  • ロシアのゾンビ・アクション・ドラマ。監督・製作:ステパン・ブルナシェフ。
  • ロシアの作品のわりに出演者がアジア系の人ばかりだなと思ったら、imdbによると言語がヤクート語となっていて、出演者はヤクート人(主に北東アジアに居住するテュルク系民族に属して、サハ人と自称する(Wikipediaより))とのこと。一つ勉強になった。
  • ゾンビ以外の登場人物は基本的に4人。ゾンビの数はそこそこ多め。
  • 本作のゾンビは雪が降る温度で活動停止するというオリジナルの設定が用いられ、ストーリー上でそれなりに活用されている。
  • 会話中心のロード・ムービーといった作品性でゾンビものとしては特に新鮮味が無く、寒色寄りの色彩設計の効果もあって静かな印象とはなるものの、テンポが良いのでそこまで退屈はしない。時々テンポを外すようなコメディチックな演出を混ぜているのも上手い。
  • ゾンビ・メイクは懐かしさを感じるようなデザインが施された手が込んでいるもので良い感じに気持ち悪い。もう少しマニアックに言えば『墓地裏の家』のフロイトシュタイン博士を思い出した。
  • 陰鬱なイメージが続くストーリだったので、やや無理矢理気味が感じはあっても希望が持てるラスト・カットとなっていたのが意外。

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