トランスフォーマー/ビースト覚醒

TRANSFORMERS: RISE OF THE BEASTS 
2023/United States/127min
監督:Steven Caple Jr.
出演:Anthony Ramos , Dominique Fishback , Luna Lauren Velez , Dean Scott Vazquez , Tobe Nwigwe , Sarah Stiles , Leni Parker , Aidan Devine , Michael Kelly , Lesley Stahl , (声)Peter Cullen , Ron Perlman , Peter Dinklage , Michelle Yeoh , Pete Davidson , Liza Koshy , John DiMaggio , David Sobolov , MJ.Rodriguez , Colman Domingo , Cristo Fernández , Tongayi Chirisa

公式サイト
・地球消滅――ビーストと共に戦え

概略ニューヨークに暮らす青年ノアは、ある日謎めいた車に閉じ込められる。車は警察とカーチェイスを繰り広げたあげく、ロボット生命体”トランスフォーマー”へと変形、ノアは戦いへと巻き込まれてしまう。あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、神話だと思われた宇宙最悪の災い“ユニクロン”が、地球を次の標的に動き出していた。ユニクロンの残忍な先遣隊スカージの攻撃に遭い、絶体絶命のオプティマスプライムとオートボットの前に、動物に変形するビーストたちが現れるのだった。果たして、オートボットとビースト、そして人類は、ユニクロンによる地球証明つの運命を変える事が出来るのか―――!?
(公式サイトより転載)

  • シリーズ7作目。今作はテレビ・アニメ・シリーズ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』を基としている。
  • 時系列でみるとスピンオフ作品の『バンブルビー(2018)』と『トランスフォーマー(2007)』の間のストーリーとなるものの、所謂ベイバースと呼ばれる一連のシリーズ(全5作)から離れて、『バンブルビー』の続編という位置付けのシリーズ・リブート作という扱いとのこと。ということで、シリーズ未見でも“車に擬態できるロボット生命体が出てくるSF”という認識だけあれば問題無く楽しめる。
  • 決してキャラクタの心情を考察するとか行動の意味合いを求めるような真面目な見方をするような作品ではなく(極薄く人種問題に触れてるけど)、突然ゴリラ型ロボットが登場してもそういうもんだと丸め込まれ、星を丸呑みする相手と対峙するというあまりにもスケールの大き過ぎるプロットの前にはもはや正義だの悪だのすらもどうでも良くて、ひたすら巨大ロボットが大暴れするという荒唐無稽な娯楽性に富んだ作品世界を童心に帰って観るのが正しい観方だと思われる。
  • 相変わらずどんなプロセスで車や動物から人型に変形するのかの理解が追い付かない。映画版準拠の完全変形フィギュアがあったら途中で変形させて遊ぶのを諦めると思う。 
  • 新機軸としてオートボットが人間のパワードスーツ(エクセルスーツというらしい)になって一緒に戦う展開には意外性があって楽しかった。元々アニメ映画『トランスフォーマー ザ・ムービー(1986)』で登場していたとのこと。そんなのがあるとは知らんかった。
  • エンディングまできちんと見た人なら「え?そこと繋がるの!?」となるはず。今後の展開が非常に楽しみ。

コメント