アントマン&ワスプ:クアントマニア

ANT-MAN AND THE WASP: QUANTUMANIA 
2023/United States , Australia , Canada/125min
監督:Peyton Reed
出演:Paul Rudd , Evangeline Lilly , Jonathan Majors , Michelle Pfeiffer , Michael Douglas , Kathryn Newton , William Jackson Harper , Katy M. O'Brian , Bill Murray , Corey Stoll , Randall Park

公式サイト  公式サイト
・過去、現在、未来…征服者(カーン)が全てを奪う。

概略身長わずか1.5cmの最小ヒーロー、アントマンとワスプは、〈量子世界〉に導く装置を生み出した娘キャシー達とともに、ミクロより小さな世界へ引きずり込まれてしまう。そこで待ち受けていたのは、過去・現在・未来のすべてを支配する、マーベル史上最凶の敵、征服者カーン。彼がこの世界から解き放たれたら、全人類に恐るべき危機が迫る…。アベンジャーズで最も“普通すぎる男”アントマンが、マーベル史上最大の脅威に挑む――。
(公式サイトより転載)

  • シリーズ3作目。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)31作目。今作からフェーズ5へと入る。
  • タイトルの『クアントマニア』はQuantum(量子)とMania(マニア/熱狂者)を組み合わせた造語とのこと。
  • 監督は引き続きペイトン・リード。出演新規組はジョナサン・メジャース、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ケイティ・オブライアン、ビル・マーレイ他。また、キャシー・ラング役は『アベンジャーズ:エンドゲーム』で演じたエマ・ファーマンからキャスリン・ニュートンに(大人の事情で?)変更となっている。
  • 今作は主に量子世界が舞台であり、その量子世界には多数の知的生命体がいて繁栄を極めている。…と言われても、そこは『スターウォーズ』かと思う様な多様な宇宙人が集っている他の惑星を舞台にしているスペース・ファンタジーにしか思えず、前作までの『ミクロの決死圏』『ミクロキッズ』の様なギリギリの現実感が無くなってしまったため、作品カラーが変わった感じがする。そこに多少なりとも“マルチバース”要素が絡んでくるからお話の方はどんどん混乱していく一方。ただ、アクション作品として観る分には何の不満もない一級の娯楽作品であることは間違いない。
  • マーベルコミックの中でも特に異色のキャラクタであるM.O.D.O.K. (モードック)が本作で登場したのは何となく意外。コミック版とは随分設定が変わったけど、これはこれであり。
  • 本編中には他作品のキャラクタは一切登場せず、せいぜい名前が台詞中で上がるぐらい。本編中には。
  • 今後MCUは“マルチバース・サーガ”と名付けられたフェーズ5~6が展開され、その中で“カーン”という存在が重要な位置を占めるはずで、ますます今後も楽しみ、と言いたいところだけど、映画版しか追えていないから配信版の作品が多くなってくると、どんどんついていけなくなるのが気がかり。今作でもポスト・クレジット・シーンが全くわからないし…。映画セル版は全作揃えてるんだけどなぁ。
  • 今作も無事に3D-BDで観賞出来て良かったけど、そろそろ別の環境を考えておくべきかも…。

コメント