BIOHAZARD: DEATH ISLAND / RESIDENT EVIL: DEATH ISLAND
監督：羽住英一郎
出演：（声）Matthew Mercer , Kevin Dorman , Nicole Tompkins , Stephanie Panisello , Erin Cahill , Salli Saffioti , Daman Mills , Lucien Dodge , Cristina Valenzuela （日本語吹替）森川 智之 , 東地 宏樹 , 湯屋 敦子 , 甲斐田 裕子 , 小清水 亜美 , 子安 武人
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・最凶のミッション、最強のチーム
概略：アメリカ大統領直属のエージェントのレオンは、機密情報を握るアントニオ・テイラーを拉致した武装集団の車両を追っていた。だが突如現れた謎の女の妨害に遭い、犯人たちを取り逃がしてしまう。一方、対バイオテロ組織「BSAA」のクリスとジル、そしてアドバイザーのレベッカは、サンフランシスコを中心に起きている、感染経路不明のゾンビ発生事件を担当していた。クレアが勤める「テラセイブ」の調査協力の結果、ウィルスの被害者全員がある場所を訪れていたことを突き止める。そこは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズだ。島へ調査に向かう為、クリス一行はフェリーへと乗り込む。
（公式サイトより転載）
- ゲーム版シリーズのストーリーを基にしたフルCG映画。CG映画シリーズとしては５作目。
- 時系列としてはゲームの『６』と『７』の間で、前作『バイオハザード: ヴェンデッタ』から１年後のエピソードとなるとのこと。
- ゲーム版に沿ったモデリングで構成されているので、ゲーム中のムービー・シーンの高品質版という趣がありながらも、シーンによっては「ここだけ実写です」と言われても疑わない程の高精密な映像となっている。それだけに最終盤でジルが海中を泳ぐシーン及び海から上がったシーンの描写（髪や肌・服が濡れているように見えない）あたりの甘さが気になる。
- シリーズに登場する度イメージが変わるジルは『３』のリメイク版『バイオハザード RE:3』のデザインを基にゲームのモデリングのままではなく、一から作っているとのこと。
- 現在ナンバリング・タイトルだけでも８作目まであるゲームの時間軸上で『５』以降登場していないジル・バレンタインをはじめ、ゲーム・シリーズの主要キャラが勢揃いするという、ゲームでも未だに果たせていない要素が売りの一つで完全にシリーズ・ファン向けアイテム。全く予備知識無しでは人物関係がわからないと思うけど、ストーリーとしては本作だけで完結しているので何をやっているかは理解出来るはず。
- 内容は良くも悪くもゲーム的。意地の悪い見方をすると主要キャラクタはどんなにピンチに陥ろうとも無事に生き残り、最終的にボスキャラを倒して終わりというゲームのフォーマット通りの進行で、特に新鮮味は無い。ゲームとして公開されていたら流石に薄味すぎるけど、シリーズ・ファンが新しいエピソードを得るアイテムとして映画という表現方法を用いるのは充分にありかと。
- 時間軸がきっちりしている（なってしまった）シリーズだけにゲームの最新作のエピソードを超える未来を描く以外は、辻褄を会わせながら新作を作るのは難しいとは思うけど、更なるCG映画シリーズを期待したい。
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